「裁縫=女性」はもう古い!男性にこそミシンをおすすめする理由とは?

ミシンや手縫いで行う縫製は、女性の趣味だと思っていませんか?その価値観、もう古いかもしれません。いま、自分のための楽しみとして、あるいは仕事としてミシンを使う男性が増えています。
そこで今回は男性がミシンを使うメリットや、これからミシンを使ってみたい人のための基礎知識をまとめました。この機会に、あなたも「ミシン男子」を始めてみませんか?
男性がミシンを使う時代に!
かつて裁縫は「女性の仕事」とされていました。しかしいま、世界的には、男性だってミシンを使う時代です。節約志向や巣ごもり需要の高まりを背景に、国内でもDIYやハンドメイドを趣味とする人が増えてきました。
さらにミシンを扱えるようになると、日ごろのちょっとした繕い物や小物づくりもぐっと簡単に。副業して、新しい収入源にもなるかもしれません。
ミシンは性別を問わず、生活をもっと楽しく、豊かにしてくれる道具なのです。
男性×ミシンの相性が抜群な理由とは?
「男性がミシン?」と思ったあなた。実はミシンって、意外と男性的な好みにも合致する道具なんです。
まずは男性とミシンの愛称の良さについて、見ていきましょう。
「ものづくり」の楽しさを最大限に味わえる
車やバイク、DIY、プラモデル制作は男性の趣味としてもポピュラーなもの。こうした作業は、「ものづくり」の楽しさが魅力のひとつです。なにかを作ったり、自分好みにカスタムしたりするのが好きな男性は多いですよね。
ミシンはものづくりの魅力をたっぷり味わえる道具です。柄や素材を吟味して生地を選び、より効率的な手順を考えて、図案通りに組み立てていく。針の動きやダイヤルでの操作といったメカニックな構造も、ハマる男性が多い理由かもしれません。
一から設計し、試行錯誤を繰り返しながら繰り上げるミシンの楽しさは、男性もきっとワクワクするはずですよ。
実用性が高い! 生活に役立つアイテムを自作できる
ミシンは趣味としてだけでなく、実用的な側面も強い家電です。ズボンの裾上げや穴の補修はもちろん、バッグやポーチといった小物も自分の好きなように作成できます。「自分だけの一点モノ」が作れるのが手作りの良いところ。
市販品はサイズも限られ、素材や色が自分の好みでないこともあります。その点ミシンを使ったハンドメイドなら、ちょっした工夫で、自分にぴったりのアイテムが楽しめます。
もちろん、腕前があがればプロ顔負けの商品が作れるようになるかも。スキルの上達を目で見て実感できるのも、ミシンの楽しいところです。
コストパフォーマンスの良さ
既製品を購入するより、材料を集めて自分で作るほうが経済的なことも多いもの。リメイクやセールなどでよい材料が安く手に入れば、節約にもつながります。破れた服や使わなくなった鞄をリメイクしたり、補修したりできるようになればもっとお得です。
またミシンは一度購入してしまえば、長く使える家電です。実家に眠ったままのミシンも、お手入れすれば使えるようになるかもしれません。
できるだけコストパフォーマンスのいい趣味を探している人にも、ミシンはびったりですよ。
意外な魅力を発見! ミシン男子は「かっこいい」
料理や家事ができる男性は、女性にもパートナー候補として認識してもらいやすくなりますよね。ミシンでハンドメイドを楽しんでいるうちに、思わぬ出会いもあるかもしれません。
ここではミシン男子の魅力について、まとめました。
ギャップ効果がある
ギャップは異性にとって、大きなときめきポイント。「いつもは大雑把な人なのに、お弁当袋はもしかして手作り?」なんて、女性は意外と細かなところを見ているものです。繊細さをアピールしたいなら、手作りの小物は効果的かもしれません。
ミシンを使った縫製作業は、繊細な作業です。細やかな作業を根気強く続けられる男性は、それだけで魅力的なもの。ハンドメイド好きな女性なら、話も弾むはず。ミシンを通じて広がった新しい世界には、きっと素敵な出会いも待っていますよ。
クリエイティブな魅力
「オリジナル」という響きは、どの世代でも憧れの的。自分でデザインして作った作品にはその人の個性があふれています。「これ、作ってみたんだよね」と作品の感想を求めれば、たとえうまくできなくても、コミュニケーションのきっかけになるはずです。
もちろん、素敵な作品が作れれば、周囲の注目を集められるかもしれません。知り合いに見せるのは恥ずかしい、という場合は、SNSやイベントも活用してみましょう。女性だけでなく、気の合うミシン男子友達も見つかるかもしれません。
女性だけでなく、家族からも好印象
服の修理やアレンジができる男性は、「自立した生活力のある人」としての評価も高まります。自分のことが自分でできる人は、誰から見てもかっこいいですよね。
また手作りプレゼントは、時間と手間をかけた特別な贈り物。家族やパートナーへのプレゼントとしても喜ばれそうです。
日ごろの感謝を込めた作品は、お互いの関係性をより深めてくれます。ミシンの扱いに慣れてきたら、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
初心者でも簡単に始められる!ミシン選びの基礎知識
市場にはさまざまなタイプのミシンが出回っていますが、初心者にはシンプルな機種がおすすめです。あまり機能が多いと作業が複雑になり、うまくいかないかもしれません。
ここでは初めてミシンを購入する男性のために、ミシンの選び方や必要なアイテムを紹介します。
初心者向けおすすめミシン
初めてミシンを購入する場合は、操作が簡単で扱いやすい家庭用ミシンがおすすめです。最近のミシンは便利な機能を搭載したモデルも多く、初心者でも失敗が少なく使いこなせるようになっています。
「自動糸通し機能」や「自動調子」は、面倒な作業を自動で行うための機能です。また電子制御機能の付いたミシンでは、スイッチひとつでコンピューターがさまざまな調整を行います。
どのミシンが使いやすいかわからないときは、専門店でスタッフに相談してくださいね。
最低限そろえるべきアイテム
ミシンを始める際、揃えて奥と便利な基本セットは以下のおりです。
●生地
●糸
●針
●裁ちばさみ
●マチ針 など
初心者用に、必要なものがセットになっている場合もあります。まずは基本的な道具から揃え、徐々に必要なものを追加していきましょう。
初心者は扱いやすい木綿などの生地から始めると失敗が少なくなります。反対にオーガンジーなどの薄い生地や、デニムのような厚い生地は専用の針と糸が必要です。慣れてきたら、挑戦してみてください。
まずは簡単な練習から始めよう
初めてミシンを触るときは、簡単な操作を繰り返すのがおすすめです。直線縫いからスタートし、ハンカチや巾着袋など簡単なアイテムを作ってみましょう。
基本的な操作に慣れてきたら、少しずつバッグや小物、服などに挑戦してみてください。ポケット付けや裾上げなど、既製品の加工から始めるのもよいでしょう。
少しずつステップアップしていくことで、作品の幅も広がります。
ミシン男子におすすめのハンドメイド作品例
それでは、ミシン男子が作りやすいハンドメイド作品を見ていきましょう。いずれも生地や柄を自分好みのものにすることで、個性的な作品に仕上がります。組み合わせをいろいろ試して、楽しんでくださいね。
実用性のあるオリジナルアイテム
実用性のあるアイテムは、男性でも使いやすく、個性を出しやすいのが特徴です。キャンプ用の収納ポーチや焚き火用エプロンなどのアウトドア用品をハンドメイドすれば、細かなところまで使いやすさを追求できます。
ツールケースやサドルバッグといった、バイクや自転車のグッズもおすすめです。またビジネスシーンでは使えるPCケースや名刺入れ、ペンケースなども作りやすいでしょう。
ファッション系の作品
縫製に慣れてきたら、ぜひ挑戦してほしいのがファッション系の作品です。
自分の体型に合わせたオーダーメイドのシャツやジャケットなら、既製品では味わえないフィット感を楽しめます古くなったデニムをリメイクして、オリジナルのジーンズやバッグを作るのも面白いですよ。
自分だけのブランドを持つような感覚で、オリジナルファッションを追求してみましょう。
家庭で役立つアイテム
料理好きな男性なら、おしゃれなエプロンや鍋つかみがぴったり。普段から使うものを手作りすると、愛着がわきますよ。
子どもがいる人なら、子ども用のバッグや帽子など、愛情たっぷりの手作りプレゼントも喜ばれます。日常生活で使うものだからこそ、自分の好みやライフスタイルに合わせたアイテムに挑戦してみましょう。
趣味だけじゃない!ミシンを仕事にする方法
スキルも十分、もっともっとハンドメイドメイドを楽しみたい! と思ったら、ミシンを仕事にすることも考えてみましょう。ハンドメイドは、副業としても人気の高い分野です。
ミシンを仕事にする方法やポイントをまとめました。
副業としての可能性
BASE、minne、Creemaなど、ハンドメイドを販売するプラットホームはたくさん用意されています。いずれも誰でも使えて、操作が簡単なのが特徴。副業としてのハンドメイドに挑戦したい人は、まずはこうした仕組みを利用するのと良いでしょう。
メンズ向けハンドメイドブランドとして展開するのも良いかもしれません。オリジナリティを活かし個性を活かす戦略を練ってくださいね。
依頼を受けてオーダーメイド製作
お直しサービスやオーダーメイドの依頼を受ける仕事も増えています。特に男性のハンドメイド作家はまだ少ないため、男性ならではの視点や審美眼を活かした製作は需要がありそうです。
自分の技術に自信がついてきたら、まずは周囲の人の依頼から受けてみるのも良いでしょう。
SNSを活用してブランディング
ビジネスとして成功するには、マーケティングやプランディングが不可欠です。最近ではInstagramやYouTubeを利用したビジネス戦略も主流になってきました。製作過程を発信し、フォロワーを増やしましょう。
いま、男性のハンドメイドは過渡期にあります。「男性が裁縫をするのは珍しい」という価値観を変え、「男性の裁縫」に新しい市場価値を開拓するチャンスかもしれません。
まとめ:今こそミシンを始めよう!
ミシンはものづくりの楽しさと実用性を兼ね備えた、男性にもぴったりの趣味です。「ミシン男子」は今後ますます、広がっていきそうです。
ミシンの準備が整ったら、まずは簡単な作品づくりから始めましょう。将来的には、あなたのブランドが確立できるかもしれません。
きっとミシンは、あなたの生活に新たな楽しみや可能性をもたらしてくれますよ。