人気のミシンメーカー5選とおすすめモデルで失敗しない選び方

ミシンを購入しようと思っても、メーカーやモデルごとの特徴はさまざま。どのメーカーのどのモデルを選べばいいのか迷ってしまいますよね。
ミシンは用途やスキルに合わせて選ぶのが大切です。今回は初心者向けの基本タイプから上級者向けの本格モデルまで、人気メーカー5社とおすすめ機種を紹介します。
ミシン選びに迷ったら、ぜひ参考にしてくださいね。
ミシンを選ぶときに押さえておきたいポイント
長く使う大切な道具だからこそ、ミシンは慎重に選びたいものです。初めて購入するときはもちろん、買い替えを検討している人にもチェックしてほしいポイントをまとめました。
用途を明確化する
ミシンを選ぶときは、まずどんな用途で使用するかを明確にしましょう。普段着の裾上げや簡単な補修のみの使用であれば、基本的な直線縫いができれば十分です。一方で、ハンドメイド作品の制作を考えている場合は、装飾的な縫い方やボタンホール機能なども必要かもしれません。
また扱う素材によっても、必要な機能は変わります。丈夫なバッグやポーチが作りたければ、厚い生地の対応したモデルが適しています。子供服や洋服作りを楽しみたいときは、装飾ステッチや刺繍機能もおすすめです。本格的な洋裁では、ロックミシンの購入も検討しましょう。
予算
初めてのミシンでは、まずは2〜5万円程度の標準的なモデルがおすすめです。この価格帯のミシンには基本機能がしっかりと備えられ、日常的な補修や簡単な作品作りに十分対応できます。
本格的なハンドメイドを楽しみたい場合は、もう少し上位機種に挑戦してみてもいいかもしれません。さらにプロ仕様の高機能モデルでは、10万円以上するものも多くなります。必要な性能や予算にあわせて検討しましょう。
必要な機能
ミシンには、基本的な裁縫に必要な働き以外にもさまざまな機能があります。作りたい作品によっては、ボタン穴を自動で縫製してくれるボタンホール機能や飾り縫いの機能もあると便利です。
ただし多くの機能がついているからといって、必ずしも最適な選択とは限りません。重要なのは、本当に必要な機能を見極めることです。自分が使いやすいものを選びましょう。
最新のミシンには、液晶画面による縫い目の確認など、デジタル技術を活用した便利な機能も搭載されています。使用頻度と価格のバランスを考慮して、ミシンを選んでくださいね。
メーカーの信頼性
ミシンは長い期間使用する家電です。長年にわたって家庭用ミシンを製造している老舗メーカーは、技術力や品質管理の信頼性も高くなります。また一般的な販売店でも扱われているので、付属品の購入や故障時の損檀もしやすいのが特徴です。
さらに購入後のサポート体制も確認しておきましょう。電話やメールでの問い合わせに丁寧に対応してくれるメーカーを選ぶと、いざというときも安心です。ウェブサイトや、実際に使用している人の口コミも参考にしながら、総合的に判断してください。
人気のミシンメーカー5選とおすすめモデル
ミシンでは、以下の5つが代表的なメーカーです。
それぞれの特徴と、おすすめのモデルを見ていきましょう。
1. JUKI(ジューキ)
JUKIは世界中で高く評価されている、工業用ミシンのトップメーカーです。工業用ミシンで培った技術力を家庭用ミシンに反映し、安定性した縫いの品質を誇ります。
厚手の生地もしっかり縫える力強さが特徴で、ハンドメイド作家にも広く愛用されています。
おすすめモデル
■HZL-F600JP
上級者向けの高機能コンピューターミシンです。工業用ミシンの技術を活かした「BOX送り機構」によって、安定した布送りを行います。厚物縫いやキルトの扱いにも強く、ハンドメイド作家にもおすすめです。
また自動糸切りや、広い作業スペースなどの作業効率を上げる機能も充実しています。
■HZL-G200
家庭用ミシンの中でも扱いやすいモデルです。自動糸切り機能があり、初心者でも簡単に使えるモデルです。
また基本縫い以外の縫い模様も充実しているので、少し凝った作品づくりにも適しています。コストパフォーマンスが高く、初めてミシンを扱う人にもおすすめです。
ポイント
JUKIのミシンは、工業用ミシンの技術を活かした高い耐久性と縫製品質が魅力です。
初心者におすすめの基本的な機種からプロ仕様のモデルまで、多才なラインナップがそろいます。いずれも扱いやすさとコストパフォーマンスのバランスが良い、使いやすいミシンです。
高い縫製精度と耐久性で、長く、安心して使える点も魅力のひとつ。最初のミシンにもおすすめのメーカーです。
JUKIについてもっと詳しくは知りたい方はこちら
「JUKIミシンの魅力とおすすめモデル:初心者からプロまで対応」
2. ジャノメ(Janome)
ジャノメは日本初の家庭用ミシンメーカーで、初心者から上級者まで使いやすいモデルを展開しています。安定した縫い心地と精密な縫製が魅力です。
世界中で愛されるジャノメミシンは、無線LANでタブレットと接続できるモデルや2画面のタッチスクリーンなど、「世界初」を更新し続けています。
おすすめモデル
■J410
シンプルで使いやすいコンピュータミシン。デニムなどの厚い生地にも対応可能です。
必要な機能がコンパクトにまとまり、ちょっとした裁縫にも最適。ボタンホールの自動作成機能もついていて、少し凝ったデザインにも挑戦できます。
■J1522
スタイリッシュなカラーリングが印象的なミシン。美しく縫うための基本性能を備えた、世界共通モデルです。
3段階の押さえ圧調節やかんたん糸通しがついて、初心者でも扱いやすくなっています。
■JN508DX
フットコントローラーでスピードを調整するタイプのミシンです。ダイヤルを回すだけで飾り縫いも簡単。見た目もレトロで、ソーイング時の気分をあげてくれます。
軽量で持ち運びに便利です。
ポイント
ジャノメのミシンは安定した縫い心地と扱いやすさが魅力です。初心者から上級者まで幅広く対応できるモデルがあり、使いやすい家庭向けミシンのメーカーとして知られています。
耐久性が高く、初心者でも安心して使える設計も魅力のひとつ。高性能なコンピューターミシンからシンプルな電動ミシンまでそろったジャノメなら、きっと自分にあった一台がみつかりますよ。
ジャノメについてもっと詳しくは知りたい方はこちら
3. ベビーロック(Baby Lock)
ベビーロックはロックミシンのパイオニアです。世界ではじめて、家庭用ロックミシン開発しました。専門性の高い機能が特徴です。
普通のミシンはすでに持っている人や、さらに美しいプロ仕様の仕上がりを求める人におすすめです。
おすすめモデル
■BLC-7J(Kanade)
カバーステッチ専用ミシンです。カバーステッチはTシャツなどの袖口や裾に使われます。Kanadeでは、6mm幅と3mm幅が選択可能です。またデニムの裾上げやワイシャツの脇縫いでも活躍する、チェーンステッチにも対応しています。
さらにカバーステッチでは世界初となる、自動糸調子機能も搭載。生地や縫い目を変えてもきれいな仕上がりを維持します。
■BLS-5(Sakura)
使う人のことをいちばんに考えた、革新的な機能がそろったモデルです。糸を針穴に近づけるだけで糸通しができる「エア糸通し」機能や、上下ルーパー糸も一瞬で通せる「ジェットエアスルーシステム」など、世界初搭載の機能が複数搭載されています。
初心者でも扱いやすく、プロのような仕上がりが実現できるロックミシンです。
ポイント
ベビーロックはロックミシンのトップブランドです。裾の始末のほか、ニットや伸縮素材の縫製に優れた性能を発揮します。
便利な機能も多数搭載され、家庭でも本格的な裁縫が楽しめるミシン。裾上げはもちろん、家庭でのより本格的な作品づくりを目指す人にはぜひ検討してほしいメーカーです。
ベビーロックについてもっと詳しくは知りたい方はこちら
「ロックミシンの代名詞!ベビーロックのおすすめモデルを徹底解説」
4 .シンガー(Singer)
シンガーは世界で初めて実用ミシンを世に送り出した老舗メーカーです。リーズナブルな家庭用ミシンを多く展開しています。初心者向けのシンプルなモデルが充実し、手軽に使えるのが魅力です。
扱いやすく、基本機能を備えた基本のミシンを探している人に最適です。
おすすめモデル
■SN20D
フットコントローラータイプの電動ミシン。パワフルなモーターを内蔵しています。縫い模様はダイヤルで簡単に選択可能です。
コンパクトで軽く、価格も比較的安価なので、二台目のミシンにもおすすめです。
■SN621
自動糸通し機能やボタンホールがついた、扱いやすい電動ミシンです。操作はフットコントローラーで、両手が自由に使えます。
縫い目の長さや模様もダイヤル操作で変更可能。シンプルですが、普段の裁縫には十分な機能を備えています。
ポイント
シンガーは手軽に使える家庭用ミシンを多く展開しています。初心者にも扱いやすいのが特徴です。コストパフォーマンスの高さが魅力で、シンプルながらも機能は十分。ちょっとした小物づくりや子どもの園グッズ作成にも活躍します。
初心者から中級者まで、みんなが使いやすいミシンメーカーです。
シンガーについてもっと詳しくは知りたい方はこちら
「世界初の家庭用ミシンメーカー!ジンガーの魅力とおすすめ機種」
5. brother(ブラザー)
家庭用から工業用、刺繍ミシンまで幅広い製品を展開しています。コンピューターミシンにも強く、液晶画面やタッチパネルを搭載した高機能モデルも多いのがポイント。刺繍機能付きミシンやキャラクター刺繍ができるモデルは、入学・入園準備にも人気です。
価格帯も幅広く、初心者からプロまで愛用されています。
おすすめモデル
■FR123MA
シンプルなコンピュータミシンです。軽量コンパクトで収納しやすく、それほど頻繁にミシンを触らない人にもおすすめです。
上下の糸の設定を簡単にする機能も充実。誤った使い方をしたときは、エラーメッセージで教えてくれます。家庭での簡単なソーイングや入園・入学準備にもぴったりです。
■OB550SX
設定が簡単で、実用性も高いコンピューターミシンです。広いテーブルやフットコントローラーもついていて、快適な作業をサポートしてくれます。
付けたいボタンをセットするだけで出来上がる全自動ボタン穴かがり機能付きです。
ポイント
ブラザーのミシンは、初心者から上級者まで使いやすい機能が魅力です。また刺繍や縫い模様などのデザインも豊富で、リメイクや、オリジナリティを出したい作品づくりにもぴったり。
初心者から本格的な作品づくりまで、オールマイティに活躍します。
brotherについてもっと詳しくは知りたい方はこちら
「初心者に優しい!brotherミシンのおすすめ家庭用モデル」(タイトルにリンク設定)
ミシンを購入する際の注意点
ミシンを購入する際には、「どこで買うか」が重要です。オンラインは便利ですが、実物で確認できません。実店舗での購入は、試し縫いや専門スタッフのアドバイスをもとに検討できるのが大きなメリットです。
そのほか、チェックしてほしいポイントは以下の3つです。
■アフターサポートの内容
■保証期間や修理対応
■オプション品や消耗品が入手しやすいか
ミシンを快適に使い続けるためには、アフターサポートや故障時の対応が重要です。あらかじめ確認しておきましょう。
また保障の内容も、メーカーや販売店によって異なります。どんなときに、どんな対応が受けられるのか、必ずチェックしてください。
さらに針や糸、ボビンなどは消耗品です。商品の入れ替わりが激しかったり、売り場が小さかったりする店舗では、欲しいものがすぐに手に入らないこともあります。購入した店以外でもミシン用品やアクセサリーが手に入れられるかどうか、調べておきましょう。
「どこで買えばいいのかわからない!」という人には、専門店の利用がおすすめです。ミシン専門店なら購入時のサポートはもちろん、修理や、定期的なメンテナンスも相談できます。必要な備品もすぐ手に入りますよ。
自分にとって使いやすく、購入後も長く活用できる方法を選びましょう。
まとめ
ミシン選びでは用途や予算、必要な機能を明確にすることが大切です。各メーカーには、それぞれの特徴と強みがあります。
また購入時には、販売店選びも重要なポイントです。実店舗では実機を確認でき、オンラインショップでは幅広い選択肢から検討できます。さらに保証やアフターサービス、消耗品の入手のしやすさなども考慮に入れましょう。
自分にあったミシンや店舗を見つけて、裁縫ライフを楽しんでくださいね。